リウマチ科 Rheumatism department

当院では内服薬を中心とした薬物治療を行い、関節の痛みや関節破壊の最小限に抑え、将来的な運動機能の低下を維持することを目標としています。

免疫は自他を認識し病原体の排除にかかわる重要な生体の仕組みですが、この機能異常により自己を攻撃するようになることがあります。当科では関節リウマチを中心とする自己免疫疾患を対象としています。自己免疫疾患は比較的稀な疾患ですが、関節リウマチでは日本人で1%程度の有病率があるとされています。持続的な関節の炎症を生じ、多くは朝方の手のこわばりや、何週間も続く複数の関節の痛み・腫れといった症状がでます。血液検査でリウマトイド因子(リウマチ反応)が陽性になる方も多くいます。未治療の場合、関節の破壊が進み、関節の変形を来し関節の動きが悪くなることがあります。当科では内服薬を中心とした薬物治療を行っており、関節の痛みや関節破壊の最小限に抑え、将来的な運動機能の低下を維持することを目標としています。

具体的には、手のこわばりや持続する関節の痛み・腫れといった症状がでた場合、まずは関節に炎症がありそうかどうか診察を行い、関節リウマチが疑われれば、採血や超音波検査でより詳しい検査を行っていきます。関節の炎症を来す疾患は関節リウマチ以外にも複数の疾患がありますので、持続する関節炎=関節リウマチではありません。

採血の結果を待ち、診断が確定するまで多くの場合は1〜2週間を要しますが、診断後は炎症の程度やご本人の状態に併せて非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やステロイド、抗リウマチ薬(DMARDs)といった薬剤を組み合わせながら治療を開始していきます。DMARDsは免疫の異常に直接働き炎症を抑える薬であり、関節破壊を抑制する効果が認められているものもあります。関節リウマチ治療の中心的存在ですが、効果が出るまで数ヶ月程度を要するため、場合によりそれ以外の薬剤を併用する必要があるからです。なお、生物学的製剤も関節リウマチ治療によく用いられる薬剤ですが、現在のところ当院では生物学的製剤の使用は行っていません。

下記のような症状の場合、リウマチ科へご相談ください。Symptom

  • 朝方に手がこわばる
    朝方に手がこわばる
  • あちこちの関節が痛む・腫れる
    あちこちの関節が痛む・腫れる
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