専門外来:専門のスタッフが親身な治療を提供します。当院では、特定の臓器や病気、症状について、専門的な診断・治療をする専門外来を設置しています。

医療法人 周友会徳山病院

月~金(土・日・祝日は休診)※受付時間は診察終了時間の30分前まで

午前8:30・12:30

午後13:30・17:00

〒745-0868 山口県周南市南浦山町5番14号

TEL:0834-21-3750(代)

FAX:0834-21-0482

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専門のスタッフが親身な治療を提供します

当院では、特定の臓器や病気、症状について、専門的な診断・治療をする専門外来を設置しています。診断・治療が難しいカラダの症状や、専門的な治療が必要な病気、長くつきあっていかなければならない病気などに対して専門のスタッフが適切な医療を提供します。専門外来は、予約制となっています。初診の際は、かかりつけの医療機関の紹介状が必要です。

専門外来一覧

診療科 専門外来 担当医 診療日
消化器内科   岡 芳彦 毎週月・水曜日
循環器内科 高血圧専門外来 高山 成政 毎週火・金曜日
膠原病内科 膠原病・リウマチ外来 藤本 翔
吉村 元樹
毎週水曜日(輪番)
感染症内科 感染症外来 白石 研一郎
渡部 遥
毎週月曜日
第2・4木曜日
腫瘍内科 腫瘍内科外来 北園 貴史 毎週金曜日

高血圧外来(高血圧専門医:高山成政)

以前、日本人の最大の死亡原因は脳卒中(脳の血管が詰まる脳梗塞と脳の血管が破れる脳内出血・くも膜下出血)でしたが、現在はがん、心疾患に次いで3位です。しかし、脳卒中と心疾患を合わせると死亡者数は1位のがんに匹敵します。脳卒中は約8割に後遺症をもたらし、寝たきりなど重度の要介護となり、認知症につながる原因にもなります。
また、近年、増加しているのが心不全です。高齢化により爆発的に増えると言われており、感染症の大流行になぞらえて「心不全パンデミック」とも呼ばれています。いずれもの病気も「血圧の管理」による予防が重要です。

2019年4月末に日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン」が改訂されました。診察室血圧で、140/90mmHg以上は従来通りの「高血圧」ですが、これまで「正常高値血圧」とされた130/80台を「高値血圧」とされ、これまでより高血圧の判定が10mmHg低く、厳しくなりました。

日本では、高血圧とされる方は約4300万人、予備軍を含めると6000万人を超え、そのうち3100万もの方が目標の血圧まで治療できていないと言われています。

高血圧には、生活習慣病によるもののほか、血圧を上昇させるホルモンの異常によっておこる場合もあり、その原因を取り除くことで血圧が正常に下がる方もいます。

また、高血圧のほかに、喫煙、肥満、運動不足、コレステロールなど病気の発症リスクを抱えている違いなどで、個人個人の臓器障害に違いが出てきます。

自身の血圧管理や薬などで気になる事があれば、気軽にご相談ください。

血液外来

血液の中には主に白血球・赤血球・血小板という3つの血球細胞が流れています。白血球は細菌やウイルスなどから身体を守る免疫を担当し,赤血球は全身へ酸素を運搬する役割,血小板は怪我をした際などに止血する役割を果たしています。血液内科では,主にこれらの血球細胞に異常をきたす病気を扱っています。

血液内科の病気と聞くと,白血病や悪性リンパ腫などのいわゆる「がん」をイメージする方もおられるかもしれませんが,このような病気ばかりではありません。例えば,若い女性に多いのが貧血です。その中でも最も頻度が高いものが「鉄欠乏性貧血」といって,体内の鉄が不足することで正常な赤血球が作れなくなり,身体がだるい,息切れしやすい,ふらつき・めまい,頭痛などの貧血症状が出ます。これは鉄剤を内服して頂くことで治療することが可能です。また,白血球は喫煙をするだけでも軽度上昇することがありますし,風邪を引いた後に一時的に白血球減少や血小板減少などが続くこともあります。いずれにしても,医師による診察を受け,できる限り原因をはっきりさせて適切な医療機関で経過観察・診断・治療を行うことが重要です。

倦怠感,息切れや動悸などの症状にお困りの方,健診などで血球異常(白血球・赤血球・血小板の増加もしくは減少)を指摘されてご不安な方など,どうぞお気軽にご相談ください。

膠原病・リウマチ外来

膠原病内科とは

膠原病内科は、全身性自己免疫疾患を専門とする診療科です。自己免疫疾患とは、自分の体の免疫と呼ばれる仕組みが自らの体を攻撃することで起こる病気です。例えば、糖尿病はよく知られている疾患ですが、その一部には自己免疫が関わっている場合があり、Ⅰ型糖尿病と呼ばれています。血糖値を下げるホルモンを出す臓器が免疫に攻撃をされることで、発症する病気です。こういった、特定の単一臓器に症状が及ぶタイプの自己免疫疾患は、各臓器の専門の先生方の方がより沢山の知識を持っておられるため、膠原病内科では扱わず、各臓器の専門診療科で治療が行われます。

私達膠原病内科が対象とするのは、関節リウマチや全身性エリテマトーデス、全身性強皮症といった疾患です。これらの病気では複数の臓器にまたがる異常がみられます。症状は疾患毎に異なるため、一概に説明するのは難しいのですが、関節の痛み・腫れや、抗生物質が効かない発熱が長期間続く場合があります。実際には、何らかのきっかけで病院を受診した際に、複数の内臓臓器に渡る病変が見られたり、採血で免疫の異常を示す値が出ていることから、自己免疫疾患を疑われて当科に紹介を受けることが多いのですが、患者さん自身で気づく症状としては、先述の通り、関節症状や発熱がきっかけになることが多いといえます。

膠原病内科受診の流れ

様々な症状や臓器障害が出る可能性があるため、診断には複数の検査と時間を要する場合が殆どです。検査の結果が即日出ないものも多いため、結果が出そろうには通常数週間かかります。採血結果や画像検査、実際の診察で得られた情報を統合して、自己免疫疾患の診断となるかどうか、治療が必要かどうかを判断します。体の色々な臓器に障害が出てくることがあるため、他の病院との連携が必要になることもあります。

治療に関して

程度に差はあれ、免疫系の機能を調整する薬剤や、免疫機能を低下させる薬剤を使用します。副腎皮質ステロイドホルモンもその一つとして考えても良いでしょう。副腎皮質ステロイドホルモンは副作用が多い薬剤として有名ではありますが、歴史的には自己免疫疾患患者の生命予後を劇的に改善した薬剤であることも事実です。近年は免疫抑制薬や、生物学的製剤と呼ばれる薬剤を使用することで、副腎皮質ステロイドホルモンの使用量を以前より減らすような努力がなされています。しっかりと病気の活動性を抑えつつ、副腎皮質ステロイドホルモンとその他の薬剤のバランスを上手く取り薬の副作用を減らしていくことが、膠原病内科医の腕の見せ所の一つと思われます。

感染症内科

最近では、新型コロナウイルスの流行で注目を集めている「感染症内科」ですが、「専門医」を標榜している病院はあまり多くありません。我々感染症内科は、上気道炎や肺炎のような一般的な病気から、新型コロナウイルス感染症や結核などの指定感染症や、カビが原因で起こる真菌症など多岐にわたる感染症に対応しています。直接治療を行うことはもちろん、各病院の感染対策や、がんなどで入院された患者様が感染症を合併したときなど、担当医より抗生剤(抗菌薬)治療の相談を受け、患者様の持病や病態、起炎菌にあわせた適正な治療薬をアドバイスしたりと幅広く活動を行っております。

「適切な抗菌薬・抗生剤治療が分からない」「様々な治療に反応しない感染症がある」「熱源がはっきりしない」など、感染症でお困りのことがございましたら、ぜひお気軽にご相談下さい。

腫瘍内科

日本人の2人に1人はかかる国民病、がん。そのがん治療の3本柱は、手術、放射線治療、そして抗がん剤治療です。我々「腫瘍内科医」は、その抗がん剤治療を専門的に担い、手術を行う外科医や、放射線治療を行う放射線科医と連携しながら治療を行っています。日々、進歩を続ける抗がん剤治療ですが、治療の成功のためには、①副作用をうまくコントロールすること②がんに伴う痛みなどの不快な症状を和らげる緩和ケア③患者さんの希望に沿うこと、総じて生活の質を保つことが重要です。そのため、我々は単に抗がん剤の専門家としてのみならず、「がん治療のトータルコーディネーター」としての役割もあるのです。がん治療でお困りのことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

(注) がんの確定診断や治療自体は行っていません。当院の検査体制や施設設備に限りがございますのでご了承下さい。

(注) 徳山病院の検査体制や施設設備に限りがあるため、当院だけでは十分な確定診断や治療までに至らない場合もございますのでご了承下さい。

消化管内視鏡検査

当院では内視鏡検査を受けられる方に、より苦痛が少なく、安全で正確な上部(食道、胃、十二指腸)と下部(大腸)の消化管内視鏡検査を毎週月・木曜日に行っております。

  • 上部消化管内視鏡検査の利点と欠点

    上部消化管内視鏡検査には、下記の3種類から選ぶことができます。

    • 鼻から直径5mm台の細い内視鏡を挿入する経鼻内視鏡

    利点は、おえっとなることが少ない(舌の奥に嘔吐反射の原因となる部分があり、内視鏡はそこを刺激しにくいため)欠点は鼻が狭い人は通らないし、痛みを訴えることがあり、鼻出血を起こしたり、画像が若干悪い、異物除去などの処置ができない、などがあります。当院では苦痛を減らす試みとして、あらかじめ軽く左右の鼻を内視鏡で覗いて、鼻道の広い方に麻酔するようにしています。

    一般的に体も鼻の穴も大きく、嘔吐反射が強い、若い男性に向いています。

    • 直径9mm台の内視鏡を口から挿入する

    利点は画像がいい、処置ができるなどがあります。欠点は、嘔吐反射が強い人には苦しい場合があります。
    反射が少なく、検査に慣れていて最高の診断治療を希望する人に向いています。(高齢者の方におすすめです。)

    • 直径5mm台の細い内視鏡を口から挿入する

    利点は通常内視鏡よりも、反射や苦痛がやや少ない。欠点は画像が若干悪い、処置できないなどがあります。

    体の小さな女性など、反射の強い人に向いています。

    喉の麻酔に加えて希望により鎮静剤を行うこともできます。

  • 鎮静剤の利点と欠点

    鎮静剤はボーっとした状態で検査を受けることができます。(基本的に完全に寝てしまう麻酔量でありません。)検査をしたことがなく強い不安がある方や、以前経鼻内視鏡でも嘔吐反射が強く検査にかなり恐怖があるかたにやむ無く使います。利点としてはうまく麻酔が効くボーっとした状態のまま検査を終えることができたり、人によっては寝た状態で検査を終えることができます。欠点はアルコールが強い方など鎮静剤の量を増やしても全く眠くならない方がいます。

    また不穏といって無意識に暴れだす方もいてその時は検査が中止となることもあります。
    また、呼吸が弱くなって検査中止となることもあります。したがって、よほど不安が強い方でない限り鎮静剤は使わずに検査を行うことをおすすめします。

  • また、ピロリ菌の検査も上部内視鏡検査時に行うこともできます。

  • ピロリ菌の検査を受けたことがない方に検査をおすすめする理由

    ピロリ菌は生後5歳ごろまでに感染して、その後一生胃の炎症を引き起こす細菌です。主に井戸水や親の唾液から感染すると言われています。胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌の原因となりますので、できるだけ早く検査を行う事が必要です。当院での検査は、内視鏡中に胃の組織2箇所を生検して検査を行うピロリックテストと便を出して行う便中ピロリ菌検査や、血中ピロリ菌検査は便を出す必要があります。

    ピロリックテストは検査後1時間以内で結果が出て、陽性の場合その日から除菌治療ができます。便中ピロリ菌検査は便を出す必要がありますが不要な胃の組織を取る必要がないという利点があります。除菌治療は、2種類の抗生物質とPPIという強い胃酸分泌抑制剤を7日間服用します。約8割の方が除菌に成功します。一度除菌に成功すると、その後ピロリ菌に再感染することがなく、胃癌や胃潰瘍や十二指腸潰瘍のリスクを一生減らすことができます。したがって、ピロリ菌の検査をしたことがない方は、一度検査を受けましょう。またピロリ菌がいる方は、できるだけ早く治療をすることをおすすめします。

  • 空気を入れない大腸内視鏡

    通常の大腸内視鏡は、空気を入れながら内視鏡に挿入していきます。そのために腸が伸び、内視鏡がたわみ、肛門から盲腸に到達する時に人によってはかなりの痛みを伴います。また検査後入れた空気がお腹にたまり4〜5時間お腹が張って苦しいことを訴える人も多数います。当院では挿入時に空気を入れずに少量のお湯をいれながら視野を保ちながら挿入していくので、ほとんどの方が苦痛なく検査できております。また途中癒着強く痛みを訴えたら鎮静剤の注射を行い、検査を続行することができます。検査中は二酸化炭素を注入しながら行います。二酸化炭素は空気よりも約100倍も吸収が早く検査後のお腹の張りを訴える人はほとんどいません。

  • 便潜血検査のみでは不十分で大腸内視鏡検査が必要な理由

    便潜血検査では早期癌の半分以上を見落とします。40歳を過ぎたら男性も女性も一度は大腸内視鏡検査を受けましょう。現在大腸癌は食の欧米化に伴い、他の癌と比べて増えてきております。癌死因の女性は1位、男性は3位となっております。一般に大腸癌は膵臓癌、胆道癌、肺癌、食道癌、胃癌に比べて進行が遅いのですが、まったく調べていない死因としては上記のようになっています。また当院では、基本的に必要と思われたポリープは当日切除する事が可能です。したがって後日改めて切除のための腸管洗浄液を2リットル飲む必要がありません。

  • 企業検診も受付しています。詳細は担当へお問い合わせください。

専門外来一覧

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