専門外来Specialized outpatient

専門のスタッフが親身な治療を提供します

当院では、特定の臓器や病気、症状について、専門的な診断・治療をする専門外来を設置しています。
診断・治療が難しいカラダの症状や、専門的な治療が必要な病気、長くつきあっていかなければならない病気などに対して専門のスタッフが適切な医療を提供します。

専門外来は、予約制となっています。
初診・再診・診察の際は、かかりつけの医療機関の紹介状が必要です。

専門外来一覧 Specialized outpatient list

診療科 専門外来 担当医 診療日
消化器内科   岡 芳彦  
循環器内科 高血圧専門外来 高山 成政 毎週木曜日
血液内科 血液専門外来 前田 高宏
石原 大輔
今永 博
毎週水曜日(輪番)
膠原病内科 膠原病・リウマチ外来 河野 正太郎
柏戸 佑介
毎週水曜日(輪番)
感染症内科 感染症外来 白石 研一郎
谷 直樹
井上 健
第2・3・4・5月曜日
第1・3木曜日
第2・4・5木曜日
腫瘍内科 腫瘍内科外来 田口 綾祐
是石 沙耶
毎週金曜日

高血圧外来(高血圧専門医:高山成政)Hypertension outpatient

以前、日本人の最大の死亡原因は脳卒中(脳の血管が詰まる脳梗塞と脳の血管が破れる脳内出血・くも膜下出血)でしたが、現在はがん、心疾患に次いで3位です。しかし、脳卒中と心疾患を合わせると死亡者数は1位のがんに匹敵します。脳卒中は約8割に後遺症をもたらし、寝たきりなど重度の要介護となり、認知症につながる原因にもなります。また、近年、増加しているのが心不全です。高齢化により爆発的に増えると言われており、感染症の大流行になぞらえて「心不全パンデミック」とも呼ばれています。いずれもの病気も「血圧の管理」による予防が重要です。

2019年4月末に日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン」が改訂されました。診察室血圧で、140/90mmHg以上は従来通りの「高血圧」ですが、これまで「正常高値血圧」とされた130/80台を「高値血圧」とされ、これまでより高血圧の判定が10mmHg低く、厳しくなりました。

日本では、高血圧とされる方は約4300万人、予備軍を含めると6000万人を超え、そのうち3100万もの方が目標の血圧まで治療できていないと言われています。

高血圧には、生活習慣病によるもののほか、血圧を上昇させるホルモンの異常によっておこる場合もあり、その原因を取り除くことで血圧が正常に下がる方もいます。

また、高血圧のほかに、喫煙、肥満、運動不足、コレステロールなど病気の発症リスクを抱えている違いなどで、個人個人の臓器障害に違いが出てきます。

自身の血圧管理や薬などで気になる事があれば、気軽にご相談ください。

血液外来Blood outpatient

血液の中には主に白血球・赤血球・血小板という3つの血球細胞が流れています。白血球は細菌やウイルスなどから身体を守る免疫を担当し,赤血球は全身へ酸素を運搬する役割,血小板は怪我をした際などに止血する役割を果たしています。血液内科では,主にこれらの血球細胞に異常をきたす病気を扱っています。

血液内科の病気と聞くと,白血病や悪性リンパ腫などのいわゆる「がん」をイメージする方もおられるかもしれませんが,このような病気ばかりではありません。例えば,若い女性に多いのが貧血です。その中でも最も頻度が高いものが「鉄欠乏性貧血」といって,体内の鉄が不足することで正常な赤血球が作れなくなり,身体がだるい,息切れしやすい,ふらつき・めまい,頭痛などの貧血症状が出ます。これは鉄剤を内服して頂くことで治療することが可能です。また,白血球は喫煙をするだけでも軽度上昇することがありますし,風邪を引いた後に一時的に白血球減少や血小板減少などが続くこともあります。いずれにしても,医師による診察を受け,できる限り原因をはっきりさせて適切な医療機関で経過観察・診断・治療を行うことが重要です。

倦怠感,息切れや動悸などの症状にお困りの方,健診などで血球異常(白血球・赤血球・血小板の増加もしくは減少)を指摘されてご不安な方など,どうぞお気軽にご相談ください。

膠原病・リウマチ外来 collagen vascular diseases & Rheumatoid outpatient

膠原病内科とは

膠原病内科は、全身性自己免疫疾患を専門とする診療科です。自己免疫疾患とは、自分の体の免疫と呼ばれる仕組みが自らの体を攻撃することで起こる病気です。例えば、糖尿病はよく知られている疾患ですが、その一部には自己免疫が関わっている場合があり、Ⅰ型糖尿病と呼ばれています。血糖値を下げるホルモンを出す臓器が免疫に攻撃をされることで、発症する病気です。こういった、特定の単一臓器に症状が及ぶタイプの自己免疫疾患は、各臓器の専門の先生方の方がより沢山の知識を持っておられるため、膠原病内科では扱わず、各臓器の専門診療科で治療が行われます。

私達膠原病内科が対象とするのは、関節リウマチや全身性エリテマトーデス、全身性強皮症といった疾患です。これらの病気では複数の臓器にまたがる異常がみられます。症状は疾患毎に異なるため、一概に説明するのは難しいのですが、関節の痛み・腫れや、抗生物質が効かない発熱が長期間続く場合があります。実際には、何らかのきっかけで病院を受診した際に、複数の内臓臓器に渡る病変が見られたり、採血で免疫の異常を示す値が出ていることから、自己免疫疾患を疑われて当科に紹介を受けることが多いのですが、患者さん自身で気づく症状としては、先述の通り、関節症状や発熱がきっかけになることが多いといえます。

膠原病内科受診の流れ

様々な症状や臓器障害が出る可能性があるため、診断には複数の検査と時間を要する場合が殆どです。検査の結果が即日出ないものも多いため、結果が出そろうには通常数週間かかります。採血結果や画像検査、実際の診察で得られた情報を統合して、自己免疫疾患の診断となるかどうか、治療が必要かどうかを判断します。体の色々な臓器に障害が出てくることがあるため、他の病院との連携が必要になることもあります。

治療に関して

程度に差はあれ、免疫系の機能を調整する薬剤や、免疫機能を低下させる薬剤を使用します。副腎皮質ステロイドホルモンもその一つとして考えても良いでしょう。副腎皮質ステロイドホルモンは副作用が多い薬剤として有名ではありますが、歴史的には自己免疫疾患患者の生命予後を劇的に改善した薬剤であることも事実です。近年は免疫抑制薬や、生物学的製剤と呼ばれる薬剤を使用することで、副腎皮質ステロイドホルモンの使用量を以前より減らすような努力がなされています。しっかりと病気の活動性を抑えつつ、副腎皮質ステロイドホルモンとその他の薬剤のバランスを上手く取り薬の副作用を減らしていくことが、膠原病内科医の腕の見せ所の一つと思われます。

感染症内科 Infectious disease outpatient

最近では、新型コロナウイルスの流行で注目を集めている「感染症内科」ですが、「専門医」を標榜している病院はあまり多くありません。我々感染症内科は、上気道炎や肺炎のような一般的な病気から、新型コロナウイルス感染症や結核などの指定感染症や、カビが原因で起こる真菌症など多岐にわたる感染症に対応しています。直接治療を行うことはもちろん、各病院の感染対策や、がんなどで入院された患者様が感染症を合併したときなど、担当医より抗生剤(抗菌薬)治療の相談を受け、患者様の持病や病態、起炎菌にあわせた適正な治療薬をアドバイスしたりと幅広く活動を行っております。

「適切な抗菌薬・抗生剤治療が分からない」「様々な治療に反応しない感染症がある」「熱源がはっきりしない」など、感染症でお困りのことがございましたら、ぜひお気軽にご相談下さい。

腫瘍内科 Tumor outpatient

日本人の2人に1人はかかる国民病、がん。そのがん治療の3本柱は、手術、放射線治療、そして抗がん剤治療です。我々「腫瘍内科医」は、その抗がん剤治療を専門的に担い、手術を行う外科医や、放射線治療を行う放射線科医と連携しながら治療を行っています。日々、進歩を続ける抗がん剤治療ですが、治療の成功のためには、①副作用をうまくコントロールすること②がんに伴う痛みなどの不快な症状を和らげる緩和ケア③患者さんの希望に沿うこと、総じて生活の質を保つことが重要です。そのため、我々は単に抗がん剤の専門家としてのみならず、「がん治療のトータルコーディネーター」としての役割もあるのです。がん治療でお困りのことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

(注) がんの確定診断や治療自体は行っていません。当院の検査体制や施設設備に限りがございますのでご了承下さい。

(注) 徳山病院の検査体制や施設設備に限りがあるため、当院だけでは十分な確定診断や治療までに至らない場合もございますのでご了承下さい。